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防災豆知識

日頃から防災に関する知識を持っておく事が、いざという時に活きてきます。万が一の時に自分とあなたの大切な人を守るのは、日頃の備えです。

防災用品だけでなく、防災の知識も備えておきましょう。

避難訓練について

避難訓練の義務は消防法に記載されています。

また、防火管理者の責務(消防法施行令第4条)の中で、「消防訓練等の実施については、定期的に各訓練を実施しなければならない。」とあります。

防火管理者を選任しなければならない事業所・工場・店舗は消火、通報及び避難の訓練の実施が義務となります。

避難訓練の流れ

火災が多い季節

一年を通して火災が一番起こりやすいのは「冬」です。やはり空気が乾燥していますし、火気を使用する機会が増える事が原因です。

火災が起こってから対処するための消火器などの準備は必ずしておきたいものです。また、火災を起こさないよう日々、火の元に十分注意することが大事です。

火災の時にしてはいけないこと

いざ火災が起きると何をして良いか分からなくなるものです。事前に知っているかいないかで生死を分けることになるかもしれません。

●「天ぷら油」、「石油ストーブ」、「電気器具」から出ている炎には水をかけない

水で消火しようとすると、かえって火災が拡大したり、感電する危険性があります。消火の際は住宅用消火器や毛布等で覆い消火するようにしましょう。

また、反対に火災時にすべきことは下記の通りです。

1.早く知らせる 近所の人に大声で知らせる・119番通報する
2.早く消す   消火器等を使って素早く消火する
3.早く逃げる  煙を避けて早く安全な場所へ避難する

火災時の死因で一番多いのは?

火災の時に一番多い死因は何でしょうか?火災というと「やけど」というイメージが強い方もいらっしゃるかと思います。確かに火災全体で見た場合、一番多い死因はやけどによるものですが、建物火災を対象に見てみると、一酸化炭素中毒もしくは窒息で亡くなる方が多いのです。さらに、建物の構造別で見ると、木造よりも耐火造の方が一酸化炭素中毒で亡くなる方が多いです。

一酸化炭素はにおいもなく、気がついたときにはすでに手遅れで、体を動かすこともできず、最終的には窒息してしまうとのことです。初期症状としては、頭がフラフラするとか頭痛がするといったものだそうです。少しでもおかしいと思った場合は、新鮮な空気のある屋外などに移動することが大事です。

煙からどう逃げればよいか

火災時の煙は、炎と同じくらい怖いものです。煙に含まれるガスは、燃焼に伴う酸素不足と高熱で、人の思考力や判断力を鈍らせ、避難を困難にさせます。また一瞬のうちに体の機能を停止させ、一酸化炭素中毒や窒息により死に至ることがあります。

○煙の流れと速さの特徴

・煙は火災で熱せられると空気より軽くなり上昇します。
・上昇した煙は、天井までのぼると横方向に広がります。
・煙の量が増えると、床近くまで下がってきます。
・廊下などを水平に広がる煙は、火元から遠ざかると冷却され、重くなって下降し、視界をさえぎるようになります。
煙の速さは、水平方向へ進む場合は通常1秒間に0.3から0.8m(人の歩く速さ)、垂直方向へ進む場合は同じく3から5mになります。垂直方向では人の歩く速度より早いので、階段などでは特に注意が必要です。

○避難の方法

・タオルやハンカチで口を覆い、煙を直接吸わないようにする。
・できるだけ低い姿勢をとり、床スレスレに残っている空気を吸うようにする。
・避難するときは、燃えている部屋のドアを閉めて逃げる。
・いったん避難したら再び戻らない。
・煙で前が見えない場合は、壁に手を当て方向を確認しながら避難する。
・鼻から吸って口から吐くの呼吸を繰り返す。
・下の階へ避難することが基本。
・エレベーターは使わない。

他人の行動にとらわれない

「多数派同調バイアス」と「正常性バイアス」という言葉をご存知でしょうか?

「多数派バイアス」とは、過去経験したことのない出来事が突然身の回りに出来したとき、その周囲に存在する多数の人の行動に左右されてしまうことをいいます。災害時にどうして良いか分からない時、周囲の人と同じ行動を取ることで乗り越えてきた経験、つまり迷ったときは周囲の人の動きを探りながら同じ行動をとることが安全と考えてしまうのです。

「正常性バイアス」とは、こんなことは起こるはずのない信じられない出来事と捉え、リアル(現実)ではなくヴァーチャル(仮想)ではないかという心理が働き、異常事態というスイッチが入らない状態になる事をいいます。

よくテレビ等で火災にあった人のインタビュー等を聞いていますと「最初は、まさかこんなに大きな火災になっているとは思わなかった」「みんながじっとしているので自分もじっとしていた」という言葉を良く耳にします。その人たちはこの「多数派同調バイアス」と「正常性バイアス」に囚われていたのです。

「多数派同調バイアス」と「正常性バイアス」に囚われると災害時に逃げ遅れる可能性が高まります。災害放送等でじっとしていなさいと言う指示に囚われ逃げ遅れると言う事もあります。災害時には最悪の事態も想定した迅速な行動を心がけるようにしましょう。